2017.10.20 CSファイナルステージ 広島 vs 横浜DeNA(3回戦:マツダスタジアム)

セリーグ クライマックスシリーズ ファイナルステージ第3戦
広島 × 横浜DeNA マツダスタジアム 18:00
先発:(C)ジョンソン (DB)井納
スコア:C 0-1 DB


(責任投手)
勝:井納(1勝0敗)
敗:ジョンソン(0勝1敗)
S:山﨑(康)(0勝0敗1S)


(バッテリー)
DB:井納、三上、砂田、須田、エスコバー、パットン、山﨑(康)ー嶺井
C:ジョンソン、今村、一岡、ジャクソン、中﨑ー石原、會澤


(本塁打)
DB:
C:


(スターティングメンバー)


【 BayStars 】      【 CARP 】
(中)桑原      (遊)田中
(右)梶谷      (二)菊池
(一)ロペス     (中)丸
(左)筒香      (右)バティスタ
(三)宮﨑      (左)松山
(捕)嶺井      (一)エルドレッド
(二)柴田      (三)西川
(投)井納      (捕)石原
(遊)倉本      (投)ジョンソン


試合中継:フニテレビ


2勝2敗のタイに持ち込む

今回のファイナルステージ、最後まで何が起こるか分からない展開を期待するには、
今日ベイスターズが勝つことが絶対だと思っていたので、何とか勝利を得られて
ホッとしております。
セリーグファイナルですが、スタジアムを包み込む熱狂は、もう日本シリーズ並み。
ビジターパフォーマンス席から聞こえてくる、ベイスターズファンの大声援に
感激です。こんな日が来るとはね。5年前には想像もつきませんでした。



先発 井納 5回1/3 102球 無失点の好投

非常に良い投球でした。
ストレート、スライダー、フォークと申し分のない出来で、甘いボールも
少なかったように思います。欠点であるシュート回転するストレートも
ほとんどありませんでした。3回裏、田中に打たれたライトへの2ベースくらい
でしょうか、シュート回転するストレートは。
あと4回には、バティスタと松山にカーブを投げたりしていたので、本当に
調子がいいんだなと思いました。
井納はもともと、いいカーブを投げられる投手なんです。なぜかシーズン中の
先発登板だと、余裕を欠いて、カーブを投げない。真っ直ぐがシュート回転して
甘くなって打たれる、決め球のフォークが真ん中に集まって打たれるの悪循環。
クライマックスシリーズでは好投するのに、勿体ない話だと思います。



6回裏 小刻みな継投でカープ反撃の芽を摘み取る

この回先頭打者の田中を空振り三振のあと、菊池、丸に連続安打を浴びた時点で
先発の井納を諦めて、三上、砂田、須田の小刻みな継投で相手打線を無失点に
抑えました。
リリーフ登板の3人、ボール自体はそれほど良くなかったと思うのですが、
バティスタとエルドレッドが気負いすぎたか、甘いボールをミスショットした
感じに見受けられました。
バティスタの時の三上も、スライダーを二飛に打ち取りましたが、厳しいコースでは
ありませんでしたし、須田の時のエルドレッドも初球、140kmくらいのストレート
でしたか、少し力みがあったのか、打ち損じてしまいましたね。左飛。


松山対砂田の対決は、外角のスライダー一辺倒の配球。
捕手の嶺井はどこでインコースを使ってくるかなと思いましたが、ラストボールに
選択しました。143kmストレート。ボール判定で歩かせる結果も、甘くなって中へ
入っていくよりはマシです。状態の上がってこない松山ですが、本塁打のある打者への
インコース、慎重に投げて正解です。
ただ初球と2球目、立て続けにボールになって、ボール先行のカウントにしたのは
誤算でした。1-2 2-2くらいのカウントで、インコースを要求したかったところ
です。


この回の打者一人ずつを抑えるための継投策は、正しい選択ですが、
登板したリリーフ陣の状態は決して良くないことは指摘しておきます。
砂田、三上はシーズン60試合登板の影響によるパフォーマンス低下、
須田も去年ほどのストレートの威力がありません。



先頭打者出塁を活かせなかったカープの攻撃

5回裏と7回裏、ともに先頭の西川が安打で出塁しながら、次打者の石原が
2度とも犠打失敗(5回裏はスリーバント失敗、7回裏は捕ゴ併)でチャンスを
つくれませんでした。
5回裏は、そのあとで代打天谷の際に、エンドラン失敗(空振り、二盗失敗)
したり、また8回裏も、田中が四球で出塁した後で、菊池に強行させて
(ここもエンドランが出ていた可能性あり)二ゴロ併殺。
1-0の均衡したゲームだけに、これらの場面で確実に作戦を成し遂げていたら、
試合の流れはカープの方へ行っていたでしょう。



パワーピッチャーを攻略できないベイスターズ打線

カープのリリーフ投手、今村、一岡、ジャクソン、中﨑から得点はおろか、
クリーンヒットすら放つことが出来ません。
6回表、筒香が今村に対して捕邪飛に打ち取られた場面については、インハイの球、
144kmの速球に詰まらされたというよりは、バットの根っこのところで打っている
感じでした。筒香の打撃状態は良くないですね。
逆にカープのリリーフ陣は、本来通りの実力を発揮しているとも言えます。
ここが盤石なら巻き返しは十分可能。ベイスターズがあと2勝をするためには、
カープの先発から早め早めに先手を奪って、ロースコアの展開に逃げ込むほかは
ないと思います。



ちょっと気になるカープナインの元気のなさ

投手はよく頑張っていると思います。打線は、西川と田中は好調を維持していますが、
菊池、丸、松山、エルドレッドからは、漲る闘志というものが見えてこないのが
気になります。
エルドレッドは、ストライク判定に激高する姿もなかったでしょう?
苦笑いして引き下がっていくエルドレッドなんて初めて見ましたが。
きのうなんかも試合に敗れてベンチが意気消沈している空気なのも気になります。
まだまだ2-2のタイに追いつかれただけじゃないですか。
ベイスターズは、去年CSで敗退した雪辱を果たす戦い、カープも日本一と
いう「忘れ物」を取りに行くシーズンじゃないですか。
ここ2試合で、ベイスターズの勢いに押され気味のカープなので、奮起願います。
残り3試合、両軍による手に汗握る戦いを心の底から楽しみにしています。


(了)