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F1 GP NIPPONの挑戦 童夢の野望 (PS)

F1 GP NIPPONの挑戦 童夢の野望
機種:プレイステーション
メーカー:OZ CLUB
ジャンル:F1シミュレーション
発売日:1996年10月25日


PS1のゲームソフト(レースゲー中心)を中古(格安なものに限る)で入手し、当ブログで紹介していく企画特集、題して「ケチケチ・レトロゲーセットPS編」。今回は1996年10月にOZ CLUBから発売された「F1 GP NIPPONの挑戦 童夢の野望」の紹介です。
ソフトの方は、先日、アマゾンのマケプレにて中古78円(送料込)で入手。超格安な
上に、ほとんど新品のような状態で商品が届き、感謝感激でありますが、出品している
側は、78円でどうやって送料まで吸収しているのか分かりません。赤字で売っているのではないかと心配してしまいます。


ソフトの方は以前、当作品と、その続編である「童夢の野望2」を各105円にて、
ブックオフで買ったことがあるんですけど、CDケースが割れているなど、状態が悪く、
しかも一度も起動しないで売り払ってしまいました。従って、今回は再入手です。



ソフトを起動すると、まず、「童夢」社のオーナー、林みのる氏からのメッセージが
流れます。
ゲームの目的は、1995年のF1グランプリ・鈴鹿、予選における最速ラップタイム、
1分38秒023 を上回るマシンを創り上げる事です。要は、世界最速のF1マシンを設計・
構築するという、コンストラクション型シミュレーションですね。
ここから先をご覧頂ければ分かると思いますが、素人では理解不能な設計工程が
ゲーム中の主な作業となります。厳密に言って、ゲームといえる代物かどうか微妙ですが、こういうキワモノ系・実験型のソフトも、いくつか散見されるのが、初代プレステの
特徴でもありますね。結果としてクソゲーも少なくなかったが、個性的なゲームリリースを是とする風潮があって、それなりに楽しい時代だったと思います。


ちなみに「童夢」社による、F1参戦プロジェクトは実際にあったみたいですね。
筆者もこの頃(1995-96年)は、モータースポーツに入れ込んでいたので、知らない
はずはないのですが、どういうわけか記憶にございません。プロジェクトの詳細は
ウィキペディアに記述がありますので「童夢 F105」で検索してみてください。



マシン構築を図るにあたって、まずは予算編成から。
ギアボックスに7,000万円ほど、あとはテスト走行(シェイクダウン)に、ドライバーの
雇用と、複数本のタイヤを用意せねばならない為、そちらに費用を充当するのが肝要。


予算編成、ならびに、ここから先の設計工程は、分からないながらも、試行錯誤しながら
進めていくのが、このゲームの正しい楽しみ方だと思いますが、目標である1分38秒を記録したマシンの設計パターンが、攻略サイトに載っていたので、それを参考(全てではない)にしながら、取り組んでいく事とします。
なほ、これより先の当記事は、ゲームのスクリーンショット(画像)が大量投下され
ますので、ご留意の程お願い致します。


車幅、ホイールベース、モノコック、燃料タンクetcの位置配置を、ミリ単位で
設計して行きます。とにかく細かいです。



エアロパーツで、これだけの項目と種類があるので、組み合わせは無限大。



エアロパーツの組み合わせの結果が、風洞実験の数値として表されます。
これ分野的に「機械工学」の範疇なのか「航空力学」なのか分かりませんけど、
工学系の大学で学んだ人だったら、理解できる話なんでしょうね。



続いてギアボックスの設計


マシンを操るドライバーに最大限配慮した設定にするのがいいらしい。
なので予算配分も、ギアの設計に重点的に充てることが望ましい。



サスペンションのレイアウト設計 一番難しいところ


こんなの専門家でないと理解できませんね。メチャクチャ凝った雰囲気は好きですけど、
知識としてはついて行けません。




最後にカーボンモノコックの設計ですが、これはデフォ(初期設定)のままで
良いらしい。それはそれとして、設計担当のIGUCHIさん。大洋ホエールズにいた
平松政次さんに似ていないか・・。


しかし凄いねえ・・・。こんなマニアックな仕様のゲームなんか、二度と発売されない
んだろうなあ。




完成です。


最後に走行テスト
期間は3日間で、初日と二日目はシェイクダウン、3日目がタイムアタックとなります。


テストドライブ担当は、鈴木亜久里はじめとして、中野信治、脇坂寿一も登場します。
タイム的には、マシンの性能が同一ならば、誰が乗っても大差はありません。


そして、マシンのセットアップ項目がまた複雑過ぎて、サッパリ分からん。
タイヤの空気圧まで設定せねばならないという徹底ぶり。


走行中のテレメトリー


テスト走行中の画面 1台だけのタイムアタックなので見ている分には、やや退屈。
ベストタイムは、1分40秒ちょっとでした。


ということで「F1 GP NIPPONの挑戦 童夢の野望」の紹介記事でしたが、ゲームと
いうよりは、F1コンストラクチャー実践ソフトですね。マシンの制作工程を一つ一つ、
学びながら進めるのが好きな人には、楽しいソフトだろうと思います。筆者もこういう
雰囲気をもったソフトは嫌いじゃないです。コレクターとして、大切に保管しようと
思います。


(了)