2017.8.17 DB × D (19回戦:横浜)

横浜DeNA × 中日(19回戦) 横浜スタジアム 18:00

先発:(DB)今永 (D)バルデス
スコア:DB 4-1 D 


(責任投手)
勝:今永(10勝5敗)
敗:バルデス(6勝8敗)
S:山﨑康(3勝2敗19S)


(バッテリー)
D:バルデス、祖父江ー木下(拓)
DB:今永、エスコバー、三上、山﨑康ー嶺井
  
(本塁打)
D:
DB:


(スターティングメンバー)


 【 Dragons 】       【 BayStars 】
(遊)京田      (中)桑原
(二)荒木      (二)田中(浩)
(中)大島      (左)筒香
(左)ゲレーロ    (一)ロペス
(一)福田      (三)宮﨑
(右)松井(佑)   (捕)嶺井
(三)堂上      (右)梶谷
(捕)木下(拓)   (投)今永
(投)バルデス    (遊)倉本


本日の視聴環境:TVKテレビ
※今回もスピードガンが表示されなかったので、投手が投げる球種の判別に
 苦慮しました。


鮮やかな先制攻撃で試合を優位に進める

1回裏、ドラゴンズ先発バルデスの立ち上がりを攻め立て、一死二塁から、
筒香のレフトへの適時二塁打で先制。外中心の配球でボールスリーになった
あとの4球目。外角へ投じられたボール気味のストレートをやや詰まりながらも
レフト方向へ運ぶ技ありの一撃。
4番のロペスも続いて、初球、スライダーが甘くなったボールを捉えて、
レフトへの適時二塁打で2点目。
宮﨑は一塁ゴロに倒れて、二死三塁。
打席は本日、スタメンマスクの6番嶺井。嶺井も初球を叩いて、センター前へ
3点目を挙げる適時打を放ちました。
以降は、バルデスからなかなか追加点を奪えない展開だったために、
試合を優位に運ぶにあたって、貴重な先制パンチだったと思います。



今永 7回無失点の好投 二けた到達の10勝目

7回 100球 被安打6 奪三振7 与四球1 自責0


序盤はストレート中心の投球。1回と2回は少しボールが高めに行く傾向に
ありましたけど、要所で右打者のインコースに投げ込むストレートと
低めに落ちるチェンジアップが効果的に決まって、相手打線を封じ込めることが
出来ました。
序盤に関して言えば、今シーズン投げる頻度が高いカーブはほとんど使って
いませんでした。4回に荒木を遊ゴロに打ち取ったボールがカーブですが、
それくらいじゃないでしょうか。


6回表は先頭の京田に、ストレートを三遊間破りそうな当たりを打たれましたが、
ショート倉本のファインプレーで遊ゴロに仕留められました。
この守備は素晴らしかったですね。
この回についてはカーブを2球ほど投げていて、大島にそのカーブを安打に
されてからはゲレーロに対して全球ストレートでおしていって二飛に打ち取り
ました。


7回表は少し疲労が出たか、ストレートの球威が落ちてきた感じ。
先頭の福田には、チェンジアップを3球続けて中飛と、まずは先頭打者を確実に
打ち取りますが、続く松井佑介にも、2球チェンジアップを投げて決まらずに
ボール2。3球目にストレートを投じて左安打。
堂上には、ストレートを3球続けて中安打を打たれて、一死1・3塁。
ここで迎える打者は、8番捕手の木下拓哉ですが、2球続けてストレート、
カウント1-1からの3球目、この日あまり投げていなかったスライダーを
投じて三ゴロ併殺。ピンチを切り抜けました。


トータルの出来としては、序盤少しボールが高かったことを除けば
悪くない内容。ただし、スライダー、カーブ、チェンジアップの出来と
制球は本来の今永にしたら、少々物足りなかった印象です。
ドラゴンズ側が、今永が左投手というだけで、荒木、松井佑介、堂上、
木下拓哉という右打者をズラリと並べてきてくれたおかげで、
右のインコースを攻め込むストレートを中心に、投球を組み立てれば良かったので
その点で今永ー嶺井のバッテリーは、それほど苦労せずに済んだのではないかと
思われます。
とはいえ、2年目での10勝到達はお見事です。開幕から勝ち星に恵まれない
時期もありましたが、先発ローテーションをしっかりと維持している点は
高く評価します。
ただ現状のままでは、うまくいって10~12勝。年度によっては7,8勝で負けが
10-12くらいを計上する投手になってしまう可能性もあるので、
左打者のインコースを投げ込める球種を覚えることが課題です。
ツーシームでもインスラでもいいので、何か一つ見せ球的に左打者の
内角へ攻められる球種をマスターすることが求められます。



攻守にわたる活躍 嶺井 博希 捕手

打撃成績:中安打① 死球 左2塁打 見逃三振


中日先発のバルデスから、初回の適時打を含めて2打数2安打。左投手に対する
打撃には素晴らしいものがあります。
今回は打つだけではなく、守りの面でもチームに大きく貢献。
投手のリードは、その日一番出来の良い球種を続けて、低めに集めることを
重視する傾向。今日の今永に対しては、ストレートが走っていると認識すれば、
それを中心におしていく配球傾向でした。
同じ球種を何球も続けさせるのには勇気がいると思うのですが、出来の良くない
変化球が甘くなって打たれるよりはマシという判断なのか。
理由はともかく、かなり腹の据わった強気のリードをするという印象を受けます。


今回の試合で言えば、7回表の配球が焦眉であるわけですが、
今永のチェンジアップの制球が悪いと踏めば、2球ほどでその球種を選択から
外し、再びストレートを続ける配球へ。結果、松井佑介と堂上に連打を
浴びるのですけどね。
一死1・3塁。ドラゴンズに得点が入れば、試合は相手に流れかねない場面で
迎えた打者、木下拓哉に対しても1球、2球とストレートを投げさせます。
そして3球目に、その日ほとんど投げていなかったスライダーを選択して、
三ゴロ併殺。大胆さと意表を突くリードで相手打線を辛くも抑えきりました。


あとは8回表、二死1塁という場面で、一塁ランナーの大島が盗塁を試みた
のですが、二塁送球で刺した守備も素晴らしかったと思います。


レギュラークラスの捕手が、二人揃っているのは戦力面で非常に大きい。
1980年代の近鉄バファローズには、有田修三と梨田昌孝という二人の正捕手が
いまして、この時期の近鉄は強かったですから。
そういう存在になるよう、戸柱捕手と嶺井捕手にはお互い切磋琢磨しながら
頑張ってほしいと切に願います。


(了)