2017.9.6 DB × S (23回戦:横浜)

横浜DeNA × 東京ヤクルト(23回戦) 横浜スタジアム 18:00

先発:(DB)飯塚 (S)原(樹)
スコア:DB 1x-0 S(延長11回)


(責任投手)
勝:田中(健)(1勝1敗)
敗:松岡(0勝1敗)
S:


(バッテリー)
S:原(樹)、秋吉、ルーキ、松岡ー中村
DB:飯塚、砂田、パットン、山﨑(康)、田中(健)-戸柱、高城


(本塁打)
S:
DB:宮﨑12


(スターティングメンバー)


 【 Swallows 】     【 BayStars 】
(中)山崎      (中)桑原
(三)藤井      (二)柴田
(左)バレンティン  (左)筒香
(二)山田      (一)ロペス
(右)坂口      (三)宮﨑
(一)リベロ     (捕)戸柱
(捕)中村      (右)梶谷
(遊)西浦      (投)飯塚
(投)原(樹)    (遊)倉本


本日の視聴環境:TVKテレビ



3試合連続の零封勝ち、そして、今季8度目?(数字は確かではありませんが)の
サヨナラ勝利です。両軍ともに4回の攻撃で築いた満塁のチャンスで得点を
奪えなかったのが、延長まで0-0のスコアで展開した要因でもあります。



宮﨑 サヨナラ12号本塁打

延長11回裏の先頭打者。この回からマウンドに上がった松岡の初球だったと
思いますが、フォークかチェンジアップの失投を逃さず捉えた打球はレフトスタンドへ。
打った瞬間本塁打と分かる素晴らしい一撃でした。
延長に入ってからは、本塁打で決着を!と望んでおりましたので、その期待に応える
結果を残してくれて大変にうれしく思います。


これで、宮﨑のサヨナラ本塁打は、前回の広島戦に続いて2度目ですか。
変化球の投げ損ないを確実に長打にする集中力と技術に、ただただ脱帽であります。
広島戦のときも今村の失投を打っているし、6月15日のマリーンズ戦では、逆転の
満塁本塁打を打っていますが、唐川の少し甘くなったカーブをドンピシャの
タイミングで振り抜いています。



飯塚 7回無失点の粘投は成長の証し

7回 104球 被安打3 奪三振7 与四球3 自責0


プロ入り最長の7回を投げて、スワローズ打線を無失点に抑えきりました。
打線の援護が無かった為に、勝ち星は付きませんでしたが、勝利投手に相当する
見事な投球でした。まあ細かいことを言いますと、随所に甘いボールがあったのは
事実ですが、ランナーを背負っても全く動じないマウンド度胸の良さは、とても
入団3年目21歳の投手とは思えません。
得点圏の被打率も.091と、ピンチを招いても決定打を許さない数字が残されています。


今日の投球で良かったのは、ストレートですね。
球速表示は最速で141kmでしたが、打者の手元で伸びていくような力のある
ボールであることが画面からも伝わってきました。
右打者、左打者にかかわらずインサイドを投げ込めているし、今回はストライク
ゾーンの低めにノビのある速球がみられたのが好材料です。
飯塚独特のシュート回転しながら落ちていくフォークも要所で効果を発揮し、
スライダーやカットボールの出来も悪くなかったと思います。


最大のピンチは4回表。
山田、坂口の連続安打、リベロ三振の後、中村を四球で出して二死満塁の場面。
打者は8番の西浦でしたが、初球、かなり甘いフォークボールを打ち損じた為に
中飛に抑えることが出来ました。ここはちょっと危ない球でしたのでヒヤリと
しましたが、それ以外は合格点の投球だったと思います。
先発登板を経る度に、成長の度合いが高まっているのが窺えますので、本当に
将来が楽しみな投手です。



7回裏 ベイスターズの攻撃

8番飯塚からの攻撃ですが、代打の石川が初球、右安打で出塁します。
続く倉本には、バントをさせますが、2球続けてファールで失敗。
この現象面だけで、倉本はバントが下手だと決めつけるのは間違いです。
決してバントの下手な選手ではなく、今回はスワローズの原 樹理投手が
バントをさせ辛い球を投げていたのが事実です。


ただバント2球失敗の後、倉本が3塁コーチャー上田のサインを「もう一回」という
素振りで再確認していたのはどうなんでしょうね。ここは明らかにスリーバントは
無し、進塁打を打てのサインなので、それほど複雑なものではないはずです。
去年も倉本にはそういう場面があったので、なんというか、常時フリースインガーな
野球をやっているから、時として迎える細かい野球を要求される際は、頭が
こんがらがってしまうんでしょうかね。詳しいことはよく分かりませんが。


一つ言えることは、一軍の主力選手が、味方のサイン伝達で見落としや、再確認を
する行動というのは傍から見ていて、非常に格好悪いなということです。



スワローズ先発 原 樹理 投手

この選手も、私が登板を見る度に、成長の跡が窺えるなと思わせる投手です。
今年はここまで2勝9敗ですか。スワローズのチーム事情が頗る悪いことを考えれば、
この数字も致し方ない面もありますが、もう少し勝ち数が増えて、負けが少なくても
おかしくない実力の持ち主ですね。


原 樹理のいいところは、得意球のシュートをはじめとして、カーブ、スライダー、
フォーク、チェンジアップと球種が豊富で、かつ、全て実戦で使えるレベルにあること。
ストレートが最速148kmと球威のあるボールが投げられることですね。


今日のベイスターズ戦でも、なかなかいいボールを投げていました。
まだ細かい制球力がないために、要所で甘い球が行くケースが少なくないのでしょうが、
今回の登板を見た限りでは、スライダーは打ち辛そうな変化をするし、ストレートも
ストライクゾーンの厳しいところへ投げ込めていました。
シーズン序盤で見た原 樹理とは、全く別人のような変貌ぶり。やはり先発登板を
続けていく中で実力を磨いてきた結果でしょうか。


筆者はスワローズの原 樹理 投手の将来性に「太鼓判」を押しておきます。
見た目もなんとなく負けん気が強そうだし、クレバーな感もあります。
課題は要所で甘い球を投げない制球力を身に付けるだけのように見えるので、
将来的には、カープの野村に速球が加わったような投手になる可能性が高いです。


ということで今回は、ベイスターズ飯塚、スワローズ原 樹理と将来の両チームの
屋台骨を支える存在となり得る若手投手の投げ合い。ともに好投を見せましたので
勝敗を度外視しても、非常に面白い試合だったと思います。


(了)