マルハ大洋スポーツ(ストーブリーグ突入版)

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2017.9.10 T × DB (20回戦:甲子園)

阪神 × 横浜DeNA(20回戦) 阪神甲子園球場 18:00
先発:(T)メンドーサ (DB)濵口
スコア:T 7x-6 DB


(責任投手)
勝:ドリス(4勝4敗34S)
敗:三上(2勝3敗)
S:


(バッテリー)
DB:濵口、三嶋、砂田、エスコバー、パットン、三上ー髙城、戸柱
T:メンドーサ、榎田、髙橋、マテオ、桑原、ドリスー坂本


(本塁打)
DB:柴田1
T:糸井13


(スターティングメンバー)


 【BayStars】        【 Tigers 】
(中)桑原      (右)糸井
(二)柴田      (中)俊介
(左)筒香      (左)福留
(一)ロペス     (三)大山
(三)宮﨑      (一)陽川
(右)梶谷      (二)上本
(捕)髙城      (遊)大和
(投)濵口      (捕)坂本
(遊)倉本      (投)メンドーサ


※本日の視聴環境:BS朝日


連日のサヨナラ敗戦 

4位巨人とゲーム差なし


ベイスターズの救援陣が踏ん張りきれなかったこともありますが、それ以上に、
先発の濱口の乱調、2回表に投球の生命線であるツーシームの制球に苦しんでいた、
阪神メンドーサを打ち崩せなかったことが痛い敗戦につながりました。
また前回の試合に引き続いての暴投、捕逸のバッテリーエラー、今日の試合では
満塁での押し出しが二つ。8回裏、9回裏は先頭打者を四球で出してしまったことも
敗戦の大きな要因です。
先頭打者に四球を与えるのは、失点に結びつく危険性が極めて高いのですが。
こういう大事な時期に、つまらない失策や余計な四球などは絶対にやってはいけない
ことではありますが、そういうのが出てしまうのは若さなんでしょうか。
まだまだチーム全体の力量不足だろうと思います。


あとは繰り返しますが、2回表ですね。タイガースの先発、メンドーサは
ツーシームを主体に投げてくる投手ですが、そのボールが結構甘くなっていた
時期に一気に仕掛けていきたかったところです。カーブやチェンジアップは
落差が大きく出来自体は良かったので、配球の組み立てを変えられたら、
以降のイニングで立ち直って厄介になるなと思っていたら案の定。
倉本2点適時打、桑原適時2塁打で3点を奪い、筒香四球などで二死満塁になった
あとの4番ロペスが、もうひと押ししてほしかったところでサードゴロ。
そんなに厳しいボールでは無かったと思うんですけどね。この3連戦でのロペスは
ヒット1本しか打てていません。8月もあまり調子が良くなかった気がしますが、
9月も打撃が低調気味ですね。4番が打てないと勝つのは難しいです。


救援投手の起用法ですが、エスコバーを7回、8回とイニングまたぎをさせた件。
1点リードゆえに、8回の頭からパットンを継ぎ込まない采配を批判する向きが
あるのか分かりませんけど、点差が1点しかない以上、同点、延長を考慮した場合、
ブルペン陣をなるべく温存させたいとするベンチの意向は分からなくもありません。
5回裏の満塁のピンチで、三嶋を使ってしまった事情もあり、ブルペンの頭数は
8回の時点で汲々としていましたから。


収獲点は、打線が6回以降、反撃に転じコツコツと追い上げた事と、一時は
勝ち越しとなる柴田のソロはプロ初本塁打だったことですね。
柴田の本塁打は、ライトポール際の打球、打った瞬間はファールかなと思いましたけど
風に押されてギリギリフェアゾーンへ入っていきました。



また顔を出した制球難 濵口 4回2/3 5失点降板

4回2/3 111球 被安打10 被本塁打1 奪三振7 与四球4 自責5


初回、先頭の糸井に4球目の甘いスライダーを右安打された時点で、ちょっと今日は
危ないかなと。主軸となるストレートも145kmどまり。
約1か月間のファーム調整中に磨いたとされる、スライダーとフォークは、まだ
残念ながら実戦で使えるレベルに至っていない為、その球種に頼る投球をしていったら
まずいなと思ったわけです。


糸井出塁で、2番の俊介は投犠打で一死2塁。
迎える打者は休養十分の福留孝介。濵口のストレートと投げてくるコースまで
読みきって、完璧な打撃は中前適時打で阪神先制。
続く大山と陽川はともに、インコースの厳しいゾーンを突いて三振に切り抜けました。
今回の登板で良かったボールは、初回の大山と陽川を三振に仕留めたインコースの
ストレートだけです。
 
ストレートは145-6kmほどしか計測せず、スライダーは甘くなる、フォークは
決め球として三振を奪える域に達していない、もともと投げていたカーブや
チェンジアップは封印に近い形でほとんど投げないという状況では、投球が
苦しくなっても仕方がないでしょう。


その辺が顕著だったのは、3回裏の投球で、福留の中越え3塁打、大山の一塁線を
破る二塁打は、ともにど真ん中のストレート。本来の濱口なら、150km前後の
ボールを投げる為に、多少甘くなったり高めに行っても、詰まらせることが
出来ますが、今回のように球速が足りないと、簡単に打たれてしまいます。


その後、二死から上本、大和、坂本に対し3者連続の与四球で押し出し。
これは余計。特に上本と大和にはストレートの四球。スライダーが決まらずに、
ボールスリーになって、ストライクを取りに行ったストレートも外れてしまうの
ですからどうしようもありません。


現状ではスライダーとフォークを配球に組み込む必然性が全くないように
思われるので、まずはストレートをコンスタントに150km前後出せるように
すること、左打者の外角低め、右打者のインコースを常時突ける制球力を
身に付ける事。変化球はカーブ、チェンジアップと緩急を付けられる球種に
特化することが必要です。8月中旬の巨人戦で濱口が打たれた際の記事でも
言及した事例ですが繰り返し記載しておきます。



3連戦を終えての雑感

今回の3連戦は、タイガースが3連勝を狙いに本腰を入れて戦っていましたので、
その気迫にベイスターズが圧倒された面はあったと思います。
雰囲気としては、ポストシーズン短期決戦のようなものがありました。
勝敗は別として、試合内容は白熱して面白かったのではないでしょうか。
試合は敗れてしまったとはいえ、重圧のかかったゲームに臨むことは
若手選手にとって貴重な経験になったはずです。
こういう苦しい状況も前向き思考で捉え、チーム強化の血肉にしていくことが重要です。


(了)