マルハ大洋スポーツ(ストーブリーグ突入版)

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雑談(2017.9.15)

北朝鮮ミサイル発射問題について考える


まず最初に言いたいことは、本件に関する報道がややセンセーショナルに過ぎないかな
という印象。
筆者はテレビが大嫌いな人間で、ワイドショーなどという「バカ向けにつくられた」
番組は見ないし、そこで伝えられている内容は見当が付かないが、テレビ報道では
比較的信頼のおけるNHKのニュースでは、やたらと切迫感を強調するあまり、
官房長官や各大臣が官邸へ足早に入っていく姿をクローズアップしたり、
Jアラートが鳴り響く場面を何度も繰り返したりと、必要以上に緊張感をもたらす
映像効果を与えることに執心しているように見受けられました。


こういうのって、物事を客観的・論理的に考えずに、情緒に流されて熱狂しやすい
日本国民の特性を考えると、いざとなったら、軍事的圧力も辞さないとする
風潮を喚起しかねないので、極力やめたほうがいいんですな。


今回の北朝鮮の核開発問題は、いうまでもなく、1992年頃から常に危機にさらされて
いた事例で、国連や米国を中心に、課題の解決に向けて様々な取り組みをしてきた
経緯があって現状に至っています。何もきのう今日に始まった問題じゃない。
手を拱いているうちに、核やミサイル開発が世界に脅威を与えるレベルにまで
達してしまったという大変に厄介な内容です。
だから真摯にこの問題の解決を図ろうとしたら、過去に遡って、国連をはじめとして
世界各国が北朝鮮に対して進めてきた政策を今一度検証し、何が過ちだったのかを
洗いざらしにするところから「解」を地道に見出すほかはないと思いますね。
歴史に学ぶというのはそういうことです。


外交努力を徹底させて、ある程度北朝鮮の意向を認めながら、
「話し合い」の場を設けるというのが、現実的な対応法とは思いますが、
過去には1994年頃でしたかね、核開発の進行を止める代わりに、軽水炉の技術
供与を受けるとする「米朝枠組み合意」も、途中でヘソを曲げて辞退したり、
6か国協議もまともに向き合ってこなかったり、まあ、常識が通用しない国なので
対話による解決はほぼ絶望的と見た方が良い。


逆に対話による解決に絞るのならば、北朝鮮の現行の核戦力所持を認める、
金正恩国家体制の維持を担保するという条件を、甘受せねばならないでしょう。
それが最低条件。大幅な譲歩になるし、核拡散のドミノにつながるので、
まずやってはならないでしょうね。


じゃあ軍事紛争でケリをつけるしかないかというと、多分そうなるでしょうね。
もちろん、現段階でそれをやるととんでもない事態になるので厳禁なのだが、
1990年代の中期までに、北朝鮮の核開発が進んでいない段階で、米国単独の
軍事行使で潰すのが理想的な対応だったと思われます。
その時代なら、ロシアも連邦崩壊した直後で国家体制はガタガタ、中国も軍事力が
まだまだ覚束ない時期。近隣諸国へ戦火が拡大する恐れは全くなかったとは言わないが、
その危険性も考慮にいれながら、軍事力で北朝鮮を崩壊させる選択肢も
あって然るべきだったでしょう。


今現在、国連を中心に行っている北朝鮮に対する様々な経済制裁・圧力は、まず、
100%効力を持ちません。中国・ロシアなどの国が、石油等の密輸を行える抜け道が
ある点もそうですが、歴史上の事例を踏まえても、圧力を加えられた側が、圧力を
加えた側に屈服することはありません。危機をエスカレートさせるだけです。
それに経済制裁で困窮するのは北朝鮮の一般人民。独裁者は人民が飢えようが、
死にいたろうがどうでもよいのです。だから痛くも痒くもない。


また北朝鮮からのミサイル発射に備えて、米軍の艦隊が日本海に展開をしておりますが、
その艦隊に、自衛隊が給油するという体制が取れたのは、ひとえに、安全保障関連法
に基づくものであるので、迅速性を考えると、その法制を整備して置いて良かったなと
思いますね。法制定の経緯の良し悪しは別として、やはり「国防」を考えると
集団的自衛権を是とする法的根拠を制定して置いて正解です。
これなかったら、わざわざ臨時国会を開いて、米艦に給油を可とする特措法なんか
設けないとダメだったり、給油をする為に基地に戻ったりなどという滑稽な事態にも
陥ったでしょうから。世界の笑いものになります。
国際情勢は残念ながらもう、そんなに甘くないのですよ。
やれ自衛隊の存在は憲法9条違反とか、「安全保障関連法案=戦争法」と短絡的に
主張していた「シールズ」とかいうエセ左翼活動家ならびにそういう主張をしている
人々は、この国際情勢をどう見ているのでしょうか。


ということで、あんまり時事ネタはやらないで、なるべく面白い記事をと思いましたが、
言いたいことがあったので今回はそうしました。
筆者の事実誤認も多々あると思います。話半分に読み流してください。
批判も受け付けます。コメント欄まで。ただし、後学に値する理路整然としたものに
限ります。筆者よりも不勉強なものは即却下します。


また本件で正しい知識を得たい方は、「北朝鮮核問題」で検索してください。
国立国会図書館など、信頼のおける資料にあたることができます。


(了)