政治断簡①(2017.10.10)

2017.10.6(金)付 朝日(朝刊)12面 オピニオン&フォーラム

2017.10.6(金)付 朝日(朝刊)12面 オピニオン&フォーラム
1977年生まれの作家、中村文則氏の現代政治の問題点をコンパクトに、分かりやすく
記した論考が非常にいいので、機会があれば参照してみてください。



衆院選 公示

さて政治の話は原則面白くないし、元々閲覧者が少ない弊紙でも飛びぬけて不人気な
記事ともなるのですが、他に話題性もないので当該テーマで執筆致します。
難しい話はNG!という風潮も筆者の知ったことではありません。


きのう(10月10日)に衆院選の公示がなされましたので、それについて思うところを
雑文形式で述べていきます。


まず展開ですが、有権者の動きが全く読めませんので、どうなるかの予測は
難しい。
ただ筆者が思うに、10月22日の投票日は行楽シーズンの休日、かつ、度重なる
政治不信による諦念が蔓延している為に、投票を棄権する有権者は少なくないと思う。
よって投票率は(48%-55%)程度で、自民党が安定多数の244議席以上を占めるという
シナリオを想定していますがどうでしょうね。
小池の党も、本人が出馬しませんでしたし、政権選択選挙でありながら、首班指名を
どうするかを曖昧にするなど、民進党からの合流者に政策面での一致を強要する
強引な手法もあいまって、支持はそれほど伸びないように思います。


今回の衆院選挙においては、投票率が70%を超えて、一般の有権者が
自民、小池、チンピラ松井の各党以外の政党に票を入れれば、少しは政治の風向きが
変わるかなという気が致しますが、まあ、そんなことはまず有り得ませんね。


それでは、主要な各党の公約といいますか、今回の選挙で訴えている事項に
筆者なりのダメ出しをしていきますが、その前に全体に対して思う事。


ほぼ全ての候補者が議席を確保する事だけに執心して、議員になったら、あるいは、
政党として政権を担う事になったら、どういう日本にしていくのか、現代日本を蔓延る
様々な問題点にどのように対応していくのかという、未来志向の明確なビジョンが
全く見えてこないことです。


現在の喫緊の課題は、
・北朝鮮核開発問題(外交的解決を図るための知恵が圧倒的に足りない。)
・膨大な財政赤字(基礎的財政収支の黒字化をいつ達成させるのか?)
・税と社会保障の一体改革(増え続ける社会保障費の財政手当をどうするのか?)
・日銀による異次元金融緩和の出口戦略
 (2%の物価上昇を見込んで、このまま続けられると思われるが、
  米国の中央銀行FRBでは、金融緩和と物価上昇の相関関係は見られないとする
  見解が公にされている。それとの整合性をどう図るのか?)


おおまかに以上の4点となると思うのですが、これらに対する具体的な施策を
唱えている候補者なんてほぼいないんじゃないですかね。
実際問題として、これらの課題はずっと以前から国会で議論なり、解決を見出さな
ければならないはずですが、それすら出来ない候補者(前職者)に、この国の
将来を託せるわけがありませんね。
逆にこれらの問題が、政治のレベルでどうこう出来る範疇を超えてしまったという事も
言えるかも知れませんが。


(続きは次回に致します)