無題(旧:マルハ大洋スポーツ)

                       
                       

横浜DeNA アレックス・ラミレス監督の新聞記事【抜粋】

2017年12月26日付 朝日新聞(朝刊)第13版 19面より

2017年12月26日付 朝日新聞(朝刊)第13版 19面に
「未来へつなげ 高校野球(第5部)私の提言ー1」というテーマで、
横浜DeNAベイスターズ アレックス・ラミレス監督の記事が掲載されていましたので
以下に要旨をまとめておきます。


・最も印象深い高校野球の試合、2006年の早実と駒大苫小牧の決勝。
 延長15回で引き分けた試合は目が離せなかった。
 田中も斎藤も凄いなという印象を持った。


・私(注:ラミレス氏の事)は15歳の時に、プロになることを決意して学校を
 辞めて、野球に専念した。
 日本では学校教育を受けながら野球が出来るが、母国のベネズエラでは学費の
 負担もあって、一部の裕福な人を除き難しい。
 年代別の代表チームに何度か選ばれ日本遠征の機会もあったが、お金が無くて
 あきらめた。
 大リーグのスカウトの目に留まり、17歳でクリーブランド・インディアンス
 の野球アカデミーに入った。


・日本とは考え方が違う。
 ベネズエラでは家族のために少しでも多くお金を稼ぐ必要がある。
 そのために、自分が野球で生き残ることを一番に考える。
 送りバントを厭わない日本と違って個人主義。


・日本の高校世代はとてもスマートに野球に取り組んでいるという印象。
 日本の高校野球は長い歴史があり、練習や試合のシステムも確立している。
 体を大きく強くして、打席ではみんなホームランを狙うベネズエラとは
 この点も少し異なる。
 日本にはこの育成システムがあるから、一部の選手は高卒でプロの世界に
 順応する準備が出来ている。ベイスターズでは筒香、梶谷らが高卒です。


・不思議に感じたこともある。
 現在20歳の甥、ヨンデル氏は東京の私立学校に留学し、野球部に在籍した。
 下級生の頃はなかなか試合に出られなかった。
 「先輩後輩」という文化が少し影響していたかもしれない。
 私はそれを知らず、なんでだろうと思っていた。


・監督になって2年目。私はよく選手に「エンジョイ」と言う。
 例えば、キャンプインのときは「朝から晩まで頑張ります」と意気込みを
 語るのが一般的だが、私は「楽しいキャンプにしよう」という発想。
 日本では野球はエンジョイよりも一生懸命やるものと考える人が多数だと
 思う。ほぼ全員が経験している高校野球の影響があるのではないか。


・私はそれを変えようとしているのではない。
 ただ、日本と外国、双方の野球を知る監督として、一生懸命さに、
 「楽しむ」という要素を加えてみたらと思う。
 重圧がかかる試合でも、自分を信じ前向きにプレーすることで、
 もっといいい野球が出来るぞと。そうして出来上がってるのが、
 明るいと言われる現在のベイズターズというチームです。


(以上、新聞記事要約 終)


来年、2018年は夏の甲子園、第100回大会ということで、主催新聞社による、
ネタが枯渇しやすい年末記事埋め合わせ用(と思われる)の企画特集ですので、
示唆に富むと言えるほどの記事ではありませんが、ラミレス監督のチームマネジメント
に対する指向が垣間見える内容と言えなくもないので、私自身は興味深く拝読した
次第です。


それから、記事に掲載されているラミレス監督の写真、表情が実にいいですね。
この表情だけで100点満点です。采配その他、賛否両論渦巻いているでしょうし、
彼の母国であるベネズエラは、今年の5月頃から政情不安定に陥っているので、
その点に関する懸念とかあるんじゃないかとか、余計な心配をしておりますが、
私個人として、ラミレス氏には出来るだけ長く、ベイスターズの監督を
務めて欲しいと願っております。


(了)