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106. 名探偵ホームズ 霧のロンドン殺人事件 (FC)

名探偵ホームズ 霧のロンドン殺人事件
メーカー:トーワチキ
ジャンル:アドベンチャー
発売日:1988年5月13日



事件だぜー ワトソン君!

というコーナン・ドイル原作の推理小説、シャーロック・ホームズシリーズに
こんなセリフがあったような気がしますが、まさにその世界観を忠実に再現した
探偵アドベンチャーゲームです。
筆者がこのゲームを入手したのは社会人の時ですが(箱・説なし)ファミコン
全盛期の頃は、地元のディスカウントストアで¥1,980で叩き売られていたのを
見たことがあります。まあ、安くなっていたとはいえ、パッケージから漂ってくる
「クソゲー」感が凄かったので、欲しいとは思いませんでしたが。



メーカーは「トーワチキ」

というこれまたヘンテコな名前のメーカーから発売されています。
あまりにも社名がヘンテコ過ぎて今はもう、会社は現存していません。
要するにつぶれてしまったということですね。
このメーカーからは、シャーロック・ホームズシリーズのソフトを今回も含めて
3本出していますけど、一番最初にリリースされた「伯爵令嬢誘拐事件」(86.12発売)
なんかは探偵のホームズが街の人たちをボコボコとぶっ叩きながら、捜査のヒントを
得るというアドベンチャーなのかバイオレンスアクションなのか、全く意味不明な
ゲームのようで、ホームズ氏は「名探偵」どころか「暴力犯罪者」としてブタ箱に
収監されるんじゃないかというね。これ制作した奴はバカだな! ですが、こういう
フザケたノリは嫌いじゃないです。遊んでみたいとは思わないけど。



デモ画面

こんな形で、まずはどこかの大金持ちの貴婦人が、身辺で起きた殺人事件の
調査依頼に、ホームズの探偵事務所へ訪れる場面からスタートします。
この辺は、ドイルの小説を読んだことある人なら毎度おなじみの場面。





見た目は普通の探偵アドベンチャーゲーム。
グラフィックは悪くないですね。BGMはちょっと耳障りな感じがします。
コマンド指示については、さほど面倒くささを覚えることなく進められます。
場面によって、主人公のホームズと、助手のワトソンを切り替えながら
捜査を行う必要あり。謎解きの難易度は結構高めかも知れません。



このゲーム最大の難点は、「ばしょいどう」のコマンド選択だけで目的地へ
ダイレクトで向かえないこと。毎回このような広域マップに切り替わり、
自分で行きたい場所へ動かさなければならない。これなー、非常に面倒なだけでは
なく、マップ上に似た様な建物が密集しているから、次に向かう先が一目では
分からないという恐ろしい仕様。



なので馬車に乗っかって行く事になるんだけど、乗るたびに費用が掛かります。
しかもホームズさんは貧乏人設定なので、初期段階で220シリングしか持っていない。
それが尽きたら馬車使用は不可。 なんでこんな七面倒で無駄なシステムを取り入れた
んでしょうね。



で、馬車に乗ると「目的地」が示されるので、行きたい場所を指定すれば
その目の前まで連れて行ってくれます。
ホームズの世界ってのは、日本で言うと「明治時代」くらいの話?
夏目漱石がイギリス留学をした頃に近いのか知りませんが、もうその時代は
イギリスでは地下鉄が走っていたんじゃなかったでしたっけね。いずれにしても、
1800年代後半におけるイギリスの雰囲気が伝わってくるゲーム上の描写は、
なかなかよく出来ているなーとは思います。



事件の舞台となる「ノートン家」へ到着。





筆者は早々とこの場面で調査に行き詰まり、あっさりとリタイア。
まあ、アドベンチャーゲームとしては悪くないと思いますけど、謎解きの難易度が
極めて高いのと、移動における面倒が惜しいところですね。


(了)