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114. スーパーリアルベースボール (FC)

スーパーリアルベースボール
メーカー:バップ
ジャンル:野球ゲーム
発売日:1988年7月30日



日本野球機構公認 12球団実名使用に騙されたクソゲー

まあ何と言いますか、ソフト発売前のゲーム情報雑誌の特集記事で、




このような画面写真を見せられてしまうと、「うわー凄い!球団と選手が実名だ!」
と否応なく期待感が膨らんでしまうわけですね。
筆者はこのゲームを欲しくなってしまっただけではなく、友人だったチヨダ・ジン君
にも吹聴したら彼も欲しくなったようで、発売日に一緒に買いに行く結果となりました。


買いに行った店というのは、この年(1988年)6月に近所でオープンしたばかりの
玩具屋「おもちゃショップ・コロコロ」ですが、そこで「スーパーリアルベースボール」
を1本ずつ買ったんですね。「おもちゃコロコロ店」のお話はまた今度行おう。


そんでもって、買った後でまずはジン君の家で開封して遊んだんですけど、あまりの
クソゲーぶりに2人して大落胆したことは言うまでもありません。この時の落胆の
大きさは、人生においても5本の指に入るほどの出来事だと思う。
チヨダ・ジン君は土地持ちで資産家で金持ちの息子だから、クソゲーを1本買ったところで痛くもかゆくもないのでしょう。現に彼は巨人ジャイアンツのファンだったが、
このシーズンに阪急ブレーブスから移籍してきた「みのだ」選手の名前が「ミソタン」
にされている野球ゲームよりは遥かにマシだ!などと言って、このクソゲーを正当化
する鋼のメンタリティを兼ね備えていた。


しかしながら、ビンボー人でドケッチー家庭の息子である筆者にとって、クソゲー
1本をつかまされてしまう事は、すなわち、重大なる死活問題に発展するわけですね。
従ってショックがデカ過ぎて、1週間ばかりメシが喉を通らんかった。
しかも、このゲーム発売の翌日は日曜日で、夕刻からジン君の父親が主催している
町内会の「ケツバタ地区納涼会」が開催されてたんですけどね、いわゆる、盆踊りや
縁日などが出ている夏祭りですよ、それにも行く気にならなかったからなー、
前々から楽しみにしてたんだけどね。


さらに、いくらクソゲーとは言っても、結構な値段で買ってしまった手前、
遊ばなければ損とばかりに、無理にでも何試合か消化させましたが、この野球ゲームは、
守備操作の時、送球動作のみならず、捕球の際にもいちいち「Aボタン」を押下
しなければならないという、クソ面倒な仕様になっていて、エラーをすると


こんな風に、野手の目の前でボールが「ボテ! トトトト」と転がるんだな。
これを見たら情けなくなって鼻血が出た。



グラフィックも手抜き感満載ですね。



アウトになると、
「フガガガガガガガー! ガー! ブチョン!」
というけたたましい音が鳴ります。これつくった人は本当にバカだと思います。



打球が外野方向へ飛んでいくアングルは、悪くないですけどね。



ホームランは滅多に出ませんね。高めのボールをジャストミートしないと。
ただホームランを打った際の爽快感は、他の野球ゲームよりも大きいですかね。
これだけが唯一の取柄。




負けましたがね。むかし東京ドームの名称「ビッグエッグ」だったころの名残が
ありますね。当ゲームは、この年にオープンした東京ドーム開業記念の意味合いも
含んでいます。
夏休み明けには、クラスメートのボケット・中居君(仮名)もこのゲームを買っていた
事が判明してビックリしたなー、ボケット君はそんなにファミコンに入れ込んでいた子ではなかったですから。ただ野球は好きだった子なので、雑誌広告やテレビCMに騙されて
買ってしまったのでしょう。全国にはそういった人たちが大勢いたことと思われます。
その節はご愁傷さまでした。


ちなみに筆者の東京ドーム初観戦は、1988年9月11日の日本ハム対南海戦です。
当ゲームブログでもご登場頂いた、友人3名と一緒に訪問しました。
「スーベニアショップ ドード」でしたっけ、野球グッズを売っているお店、そこに
南海ホークスのメガフォンが普通に売っていたことに大感激した覚えがあります。
この当時、以前の後楽園球場や西武球場には、南海のメガフォンなんか置いてなかった
ですからね。代わりに店員さんから、同じ色のヤクルトメガフォンを薦められたり。


この試合、日ハムが二村のスリーランだか満塁本塁打など、一方的な展開で勝ちました。
他に調べてみると、バナザードが外国人選手記録の28試合連続安打を放っているよう
ですが、その記憶はありません。


(了)