マルハ大洋スポーツ

                       
                       

122. 中嶋悟 F1ヒーロー (FC)

中嶋悟 F1ヒーロー
メーカー:バリエ
ジャンル:レース
発売日:1988年12月9日


当時、現役F1ドライバーだった、中嶋悟監修のF1レースゲームです。
筆者がこのソフトを入手したのは、高校1年の時ですね。1991年の夏ごろ。
まだ皇帝ミハエル・シューマッハーがベルギーGPで戦列デビューを果たす前ですよ。
近所に開店したばかりの中古ゲームショップ「どきどきボウケントー」で
箱なし・説明書付の中古を4,000円くらいで買いました。折しも日本では、
空前絶後と思われる「F1ブーム」と到来期で、また、既にファミコンの後継機である
「スーパーファミコン」が発売されてはいたが、その高性能を活かしたF1レースゲーム
は未だリリースされておらず、ファミコンやPCエンジンといった旧型ハードで発売
されていたF1ゲームは軒並み貴重な存在と化していたわけですね。なので、中古市場
でも高値で推移しておりました。今回取り上げるゲームも例外ではありませんでした。



収録コースは全部で16。1988年のグランプリカレンダーに基づいて、忠実に
再現されています。驚いたのは、ゲーム上のラップタイムが、実際のサーキットに
おけるF1マシンのラップタイムとほぼ同数値であることでした。この点からも、
徹底的にリアルにこだわったゲームだと言えると思います。



中嶋悟氏が操った、ロータス・ホンダV6ターボを筆頭に、収録されているマシンは4台。
スバルの水平対向エンジン搭載のマシンもありますが、ボクサーエンジンで、スバルも
F1に短期間ですが参戦しているんですね。「コローニ」チームで、ドライバーは
ベルトラン・ガショー。ただ戦績は散々で、エントリー全てで予備予選落ち、5-6戦で
撤退したのではないかと思います。
で、4台のマシンのうち、上から2台目の赤い跳ね馬ダラーラ以外は4速マニュアル仕様。
これ「グランプリモード」だと自分でマシンを選べないから、必然的にマニュアル車を
操らねばならないのですが、最初は戸惑いながらもコツがつかめてくると、シフト操作が
結構面白くなってきます。



ウォーミングアップモードでは、中嶋悟氏のコース攻略アドバイスあり。
見ている分には面白いが、ゲーム攻略にはほとんど役に立たない。



走行画面 BGMは無し、マシンの音しか聞こえてきません。



タイヤ摩耗の概念があるので、一定の周回数でピットインも余儀なくされますが、
このピットインの表現は、ファミコンにしてはよく出来ています。
レース走行中、タイヤのグリップが落ちてくると、コーナーリング時のスリップ度が
増してくるので、その緊張感はハンパなかったです。



グランプリモードは、各レベルごとに、自分含めて6名のドライバーで転戦して行き、
ドライバーズポイントを競う仕様。決勝に進めるのは4台のみ(2台は予選落ち)
今回はブログ記事用に、裏ワザの継続用パスワードを使って、最終レベルの一つ手前の
ライバル、アラン・プロストとバトルするところから開始。



舞台はスペインGP 1991年「エストリル」に移転する前の「へレスサーキット」



登場するドライバーは、マンセル、セナ、バーガー、プロスト、ピケという
超トップクラスばかり。これ筆者の腕前では予選通過も無理。というか理不尽な
難易度ゆえに、だれでも突破は不可能と思う。





ロクに練習走行もしてないので当然の予選落ち。





決勝は4台のマシンで戦うわけですが、コンピュータが操るマシンもスリップしたり、
ピットに入ったりと、結構白熱したレース展開を楽しめます。


ということで「中嶋悟F1」のゲーム記事でしたが、買って最初に遊んだときは、
あまりにクセのあるマシン操作と理不尽な難易度に、思わず「買って損したー!」
と言いたくもなりましたが、約4,000円という決して安くはない金額で入手した手前、
1-2回遊んだだけでは勿体ないと何度も挑戦しているうちに、走行のコツがつかめて
きました。慣れると俄然面白くなってきて、2か月くらいは熱中しましたかね。
コーナーではしっかりと減速しないと曲がれないようになっていたので、その辺も含めて
「レースゲーム」を攻略するための基本を、このゲームの練習で叩き込んだような形
でした。


一つ残念だったのは、グランプリモードの難易度が理不尽だったこと。
レベル6だったと思うが、ネルソン・ピケがライバルで出てくるところから、
勝ち上がることが難しくなりました。


(了)